担当者に求められる能力

組織で働くビジネスマンにとって必要な能力や求められる結果は、ポジションによって変わってきます。今回は担当者、管理職、経営層の3つのポジションに分類して、それぞれ必要な能力を解説していきたいと思います。ちなみに複業や独立を考えた場合、はじめは一人もしくは少人数でのスタートになるため、これらすべての能力が必要になってきます。今回の記事では「担当者に求められる能力」について、解説していきます。想定しているのは新卒1年目~係長クラスです。

必要な能力①:課題解決力

例えば今月末までに納品しなくてはならないシステムの改修案件があったとします。技術的に難易度の高いことをやっていること、元々のシステムの品質が悪いことが起因して、予定よりも大幅に工数が掛かってしまいそうな状況です。このまま何も考えずに手を動かしていると、当初予定していた期日に間に合いそうにありません。このようなときに、「直面した問題や課題を解消し、最終的なゴールを実現する力」のことを、課題解決能力と定義します。多くの場合、指標が品質、費用、納期になります。

課題解決能力にはハードスキルとソフトスキルの2つの種類があります。先ほどの例でいうと、ハードスキルはシステムや製品への理解度などの技術力を指しています。当人が持つシステム的なテクニカルスキルのレベルが高ければ高いほど、対処できる問題の幅が広くなるため、その人のハードスキルは高いということになります。

次にソフトスキルですが、「今現在、既存のデータ連携プログラムで不具合が起こっていて、自チームでは解決できない。来週までに解消していれば後ろの工程でリカバリー可能なので、この内容と期日で他チームにヘルプを依頼したい」などの内容で上長にエスカレーションをするなどの情報整理力と調整力を指しています。これは単純に「できません」と言えばよいということではありません。今後の見通しやデッドライン等を明確にし、最終目標である「期日までに然るべき品質のものを納品する」というゴールを達成するために、最善の方法を具体的な内容で提案することが必要です。

必要な能力②:自考力

課題解決力の内容と一部重複しますが、自考力とは文字通り自ら考える力で、「相手が求めている情報や問題の根幹を理解し、全体最適な方法や課題解決策などを提案できる能力」を意味しています。先ほどの例で言えば、「問題の根本はシステム間のデータ連携ができないことだと認識している。スクラッチ開発で独自に作成したプログラムを正常に動作させるにはどうすればよいかと聞かれているが、製品が持つ別機能を利用すればそもそも問題なくデータ連携が可能であり、当初の要件を満たせる」といった根本問題の理解と対処法の提案ができる能力を指しています。自考力は課題解決能力のベースとなる能力です。言われたことしかできないタイプの人は、自考力が乏しい人です。

まとめ

担当者に求められる能力を一言でまとめると、仕事を一人で完結できる能力です。課題解決能力、自考力ともに社会人には必須の能力です。どちらも意識すればトレーニングで鍛えることが可能です。

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