複業・独立に役立つ経営学の本 part1

経営について本格的に学ぶには、大学やビジネススクールに通う必要があると考えている方は多くいますが、私はその必要性はまったくないと考えています。そもそも経営に限らず勉強の大半は独学が可能で、残りは実践あるのみです。大学の経営学部で教える内容は、水素と酸素が化合して水になるといったものではなく、構造と機能を貫く法則性を経験則から導き出すといった内容が中心です。複業・独立をするにあたり、このような法則性を知ることは、失敗を事前回避できたり成功への近道になったりするので、役に立つことは確実なのですが、それらはすべて本に書いてあるので、本を読めば分かります。今回はオススメの本を2冊、紹介したいと思います。

競争の戦略(マイケル・E・ポーター)

おそらく経営学で最も有名な本です。多くの経営学(MBA)コースで定番の教科書に採用されています。「5つの脅威」や「3つの基本戦略」については、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。実在する企業がとった戦略の成功例、失敗例が多数掲載されているため、読み物としても大変興味を惹かれる内容になっています。業界構造やバリューチェーンについても説明があるので、戦略論の最初の一冊としては最良の選択です。

資本論(カール・マルクス)

価値とは何かについて考えさせられる本です。労働力、貨幣、価値の関係性について、少し偏った考え方にはなりますが、詳しく解説されています。市場構造の仕組みや、資本家と労働者の対立などを、ドイツの歴史的な背景と共に説明していますが、これは現代の日本でも実際に起こりうる話だと感じるはずです。内容はかなり難しい部類に入ります。複業・起業に直接役に立つ内容ではありませんが、人生で一度は読む価値のある本です。

マーケティング・マネジメント(フィリップ・コトラー)

マーケティングについて解説された百科辞典級の大型本です。「何もしなくても顧客の方から商品を買ってくれる状態」を作ることがマーケティングのゴールだと、この本には書かれています。その状態を作るための方法論として、調査(リサーチ)、セグメンテーション、ターゲティング、価値基準ポジショニングなどのマーケティングの定石となる内容が書かれています。本の厚さに見合うだけの有益な内容がたくさん詰まっています。経営学者にとってのバイブルとして、昔から人気のある良書です。

マンキュー経済学 マクロ編/ミクロ編(N・グレゴリー・マンキュー)

マクロ編とミクロ編で別々の本です。高校生の政治経済の教科書に載っている内容の延長になりますが、前提知識は不要です。経済は経営とは切っても切り離せない関係にあるので、ミクロ経済、マクロ経済で最低一冊は何らかの本を読むことをオススメします。

最後に一言

役に立った本ナンバーワンはドラゴンボール実際のところ、これらの本に出会ったのは10年以上前になりますが、どちらも定期的に読み直す価値のある良書なので、自信を持ってお勧めできます。やみくもに手を動かすことも時には必要ですが、前提となる知識をある程度蓄えることも必要です。ぜひ皆さんも読んでみてください。有名な本なので、中規模以上の図書館であれば置いてある可能性がまあまあ高いです。

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